4歳と7歳の娘と遊ぶために、すごろくを作ってみました。
・手順とコツ
・マスの内容のアレンジ
完全に手書きで作成したので、すごろくの字や線は雑です。でも家族みんなで楽しめる良いすごろくができました!!
暇な時間があれば手軽にできます。ぜひ参考にしてオリジナルのすごろくを作って下さい。
すごろくを手作りしたきかっけ
「作ってみよっかな~」と思って作り始めてみると、「意外に手軽にできた!」というのが最初の印象です。
近所の児童館にすごろくがあって、娘が楽しんでやっていたらしいんです(嫁さん情報より)。
ある休日、僕が娘を連れてその児童館に遊びに行った時にすごろくを一緒にしてみました。
確かにおもしろかったのですが、僕としては物足りない感じがしたんです。あるマスにとまると「1回休み」とか、内容がありふれてる気がしたんです。
「すごろくって紙に線を書いておもしろいネタを入れ込めばいいだけじゃん」と思ったので、時間がある時に実際に作ってみることにしました。すると意外におもしろいものが簡単できちゃったんです!
すごろくを自作して良かった点
星座すごろく、動物園すごろく、水族館すごろく、などを作りました。
これは水族館のすごろくです。
子どもの興味を引き出せること
手作りして一番良かったのは子どもの興味を引き出せることです。
1つ目は星座のすごろくを作りました。作ろうとしていた時、アニメ「スタートゥインクルプリキュア」が放送中でした。プリキュアとは昔でいう「セーラームーン」の2019年版で、毎年違ったテーマで放送される女の子向け「戦隊アニメ」です。
娘は一応、毎週見ていました。
2019年のプリキュアは星座がテーマになっていました。それもあって、夜、外で星の観察をしたり、星座の絵本を読んだりしてなじんでいたので、まず、星座のすごろくを作ってみました。
すごろくの全てのマスに星座の名前を書き込んだこともあって、星座になじめたと思います。
2つ目は動物園すごろくを作りました。
しょっちゅう訪れる仙台市の「八木山動物公園」の動物の配置を意識しながら作りました。3年連続で年間パスポートを持っいるヘビーユーザーなので、娘に動物園にどんな動物がいたか確認しながら作りました。
3つ目のすごろくは水族館です。娘からリクエストがありました。娘に図鑑を見せながら、色々質問して内容に反映させました。
娘「エイがいい」
僕「エイのマスでどうなるの?」
娘「毒に刺されて1回休み」
僕「エイって毒で刺すの?」
娘「お父さんそんなことも知らないの?」
こんな会話をしながら作りました。
子どもが興味を持っていることをダイレクトに取り込めるのが自作すごろくの良いところです。
普段あえてしないことをさせられる
日常生活をしていて、普段あえてしないことってあると思うんです。
・お姉ちゃんの良いところを3つ言う
とかです。
こういう要素を入れ込んで
「みんなにハグしたら2マス進む」
「お姉ちゃんの良い所を3つ言ったら3進む」
というマスを作りました。
この中に「お父さんの肩たたきを10回したら5マス進む」という作成者に都合の良いマスも入れ込んでいます。
このマスにとまると嬉しそうに肩たたきしてくれます。
運・不運の勉強になる
すごろくって、「与えられた状況でいかに自分に有利に考えるか」という訓練ができると思うんです。
これは買ったものでも自作のものでも言えますが、さいころで出た数字次第で行動が決まり、それに従うというルールなので、「不利な状況でも我慢をする練習」になっている気がします、たぶん。
自作するメリットは、子どもが興味を持っているものや、苦手なこと、おもしろい要素を入れたその家にピッタリあうものが作れることです。
すごろく作成の手順
3~5人位の全員が囲んでできる位のすごろくを作る手順を紹介します。
ペンを用意
・文字を書く太めのボールペン
線を書くサインペンは幅が2ミリ位のものを用意しました。太すぎるとじゃまになります。
「太」「細」の両面使えるサインペンの細い方が手ごろでした。
文字を書くのは0.7~1ミリ位の、太めのボールペンが見やすいです。
紙の準備【カレンダー裏面が便利】
・カレンダーの裏側が便利
一般的なコピー用紙(A4)サイズだと小さすて見にくいです。小さいとマスに駒が入りきらないこともあります。
新聞の両面サイズより大きいと、周りを囲んでいる全員から手が届きにくくて自分でコマを動かせなくなります。新聞の片面から両面のサイズが手ごろです。
カレンダーの裏側が使いやすいです。適度に丈夫で、適度に硬く、サイズもピッタリです。
100均や文房具屋さんで売っている模造紙も良いですが、薄いくて破れやすいのがビミョーです。弱い紙だと、片付けで何度も折りたたんでいると弱ってきます。
すごろくのルートを線でかく
下敷きがあった方がいいです!
僕は新聞紙を敷いています。
これは失敗の写真です。
床にインクがついちゃいました。
・マスを線で区切る
まずルートをざっくり決めて1本線を引き、次に平行に2本目を引いていきいます。定規で軽く印をつけると、平行に引きやすいです。
ルートが完成したらマスを区切ります。
縦・・・5センチ
横・・・7センチ
我が家のすごろくの1マスのサイズは、縦5センチ、横7センチ位に作っています。コマものせやすく、文字も書きやすいサイズでした。
マスを区切れたら、次は文字を記入します。
すごろくのマスに文字を記入
すごろくのマスのコマンドの例
すごろくによく使われるコマンドと我が家でのアレンジを紹介します。
・〇マス戻る
・スタートに戻る
・1回休み・2回休み
・ワープで先に進む
・ワープで戻る
・さいころをもう一度投げて出た数進む
一般的なコマンドはこのようなことが書かれていると思います。他にもおもしろいコマンドを付け足すと、オリジナリティーが上がります。
次にコマンドにつけるアレンジを考えます。僕がすごろくを作った時のアレンジ例を紹介します。
すごろくのマスのアレンジ例
・(兄弟の名前)ちゃんの良いところを3つ言えたら3進む
・父さんの肩たたきを10回したら2進む
・ホンドテンを見ていると目が回ってスタートへ
・モグラが抜け道を掘ってくれた → の先に進む
・キツネに間違えた道を教えられて → の先へ戻る
・優しいラクダがさいころを持って来てくれた。さいころをもう一度ふる
・かわいいハムスターと遊んで1回休み
・なまけものがゆっくり話しかけてきて2回休み
・エイに刺されて1回休み
・酉年の人とじゃんけんして勝てば1進む、負ければ1戻る
・犬のマネが上手にできたら2進む、下手なら2戻る
・スクワットを5回したら2進む(筋トレネタ)
・プリキュアの名前を10秒以内に3人言えたら2進む
こういうアレンジをしました。他にもたくさんのアレンジができると思います。
我が家で大ヒットしたマスは鳴き真似
うちの子どもに一番ヒットしていたマスは鳴き真似です。
長女は鳴き真似が得意で、動物園で聞いたヒツジの鳴きまねをよくしていました。
そこでこんなマスを作りました。
・うまくできたら3進む
・下手だと3戻る
このマスは本当に大うけでした。
上手いか下手かの判定はすごろく参加者全員の多数決で決めるのがミソです。
マスに記入する時の注意点
・最初にゴールに着いた人が勝ち
・ゴールで多めの数字が出ると折り返して戻る
ゴールのルールで僕は一工夫しました。
↓
次に自分の番が回ってきたらさいころを振り、1が出たらゴール
ゴールする確率が6分の1になるので、進むのが遅かった人にも挽回のチャンスがあります。最後まで全員が気を抜けなくなります。
・数字
・マスの名前
を記入しました。
数字を書いた理由は、娘が数字を覚えるきっかけになるようにするためです。
マスの名前とは、マス1つ1つに何か名前をつけることです。全てのマスに1つずつトラ、ニホンザル、カモシカ、ゴリラ、ウサギ・・・などを書いていきました。
書いている文字の勉強と書かれている名前に興味を持たせるための工夫です。
手作りすごろくの作り方のまとめ
以上が我が家ですごろくを手作りした手順です。家で作ったすごろくは思いのほか好評でした。
手作りすると、家庭の状況を楽しく反映させることができます。このページを参考にして、ぜひおもしろいすごろくを作ってみて下さい!
最後まで読んで下さりありがとうございました。