【仙台の観光地】仙台大観音。日本一高い観音様。あまり紹介されない隠れスポット!

こんにちは。御朱印集めをしている「たすく」です。

数年前に宮城県南部に引っ越してきて、仙台周辺の観光スポット巡りをしています。

仙台大観音は、雑誌やパンフレットではあまり取り上げられていませんが、隠れたおすすめスポットだと思います。

「隠れた」と言っても地上100メートルとめちゃくちゃ大きくて、全然隠れてはいなのですが、紹介されているのをそれほど見たことがありません。

でも宮城県外出身の僕からすると、仙台周辺で観光スポットを探しているなら、行ってみるのはアリだと思います。大きいので写真映えがいいです。

仙台大観音に行ったのは、久しぶりに話した京都在住の友人との電話がきっかけでした。

友人に「仙台にめちゃくちゃ大きい観音様があるらしいけど知ってる?行ったことある?」と聞かれました。

存在は知っていましたが行ったことがなかったので、エセ地元民として「行かなくちゃ!!」と思い、早速行ってみました。

その友人はテレビか何かで大観音のことを知ったようです。

行ってみると、マジででかくてすごかったです。

仙台を紹介しているの観光雑誌などがあまり取り上げないのが不思議なくらいでした。

あまりにも紹介されていなさすぎるので、お参りした時の様子を、写真を入れながらこのページで紹介します。

・仙台市周辺で観光スポットを探している人
・仙台大観音がどのようなものか知りたい人
・これから行こうとしている人→下見にどうぞ

この記事を読んで頂いた方に行った雰囲気が伝わればと思います。

行ってみた感想
・とにかく大きくて迫力があった!
・胎内ではたくさんの仏像が一度に拝めてスゴい!
→ 語り草にできる観光スポットの1つ

行き先
新界山 大観密寺

住所
〒 981-3217
宮城県仙台市泉区実沢字中山南31番地の36

電話番号
022-278-3331

仙台大観音の概要

住宅街にデーンとたっている仙台大観音。地上100メートルはさすがに大きいです。

ビルが1フロア3メートルとすれば33階建て相当!奈良の大仏の約5倍の大きさです。

大きさでは奈良の大仏は惨敗です。奈良出身の僕としてはさみしい限りです。

大観音は「大観密寺」という寺の境内にあります。寺の本堂は観音様の裏にありました。
このお寺は細かくは「真言宗 智山派 新界山 大観密寺」です。

大観音の案内板に
「世界平和・万民豊楽・人類の永遠の幸福を祈念して建立」
「御身丈一〇〇メートルで観音さまとしては日本一の御尊像」
とあります。

観音さまとしては100メートルで日本一の高さだそうです。仏像建築としては、1位の茨木県牛久市にある全高120メートルの牛久大仏に次いで、日本で2位の高さです。

仙台大観音は白衣観音の姿であり、白衣観音自在母とも称し、諸仏を生ずる観音の母ともいわれ、三十三観音に数えられます。
右手には願いを叶える如意宝珠を持ち、左手には智慧の水を授ける水瓶(すいびょう)を持ちつつ皆様を護っています。観音の地上高は、仙台市政100周年を記念して、その高さ100メートルに建立されています。(パンフレットより)

大観音が建立された背景

入口の案内に「一人の熱心なご信徒様が観音様に日々祈りを捧げて事業を行い、この中山の地を開拓なさいました。・・・」とあります。

大観音周辺の住宅街を見て思ったのは、昭和40、50年代頃に山を切り開いて作られたちょっと古くなりつつあるニュータウンという印象でした

大観音のある「中山」という地域を開発した業者によって建立されたそうです。

世界平和と人々の所願成就を祈願し、仙台市の中心の仙台駅を見つめ、1991年(平成3年)につくられた、と。

参観料・参拝時間・入口の様子・順路

参観料・参拝時間

胎内参観料は500円(高校生以上)
参拝時間
夏季5/1~10/31 午前10時~午後4時
冬季11/1~4/30 午前10時~午後3時30分

大観音を外から眺めるだけならお金はかかりませんが、中に入るには参観料がかかります。せっかく来たので拝観させて頂きました。

入口の様子・案内

入口の写真

入口は龍の口になっています。
案内がいくつか書かれています。

・胎内にはお手洗いはないので入る前に済ませて下さい。
・冬は中が寒くなっているので防寒対策をして下さい。

僕が行ったのは1月の下旬、外気温が7度位の晴れた日の午後3時ごろでした。中は空調がないからか寒かったです。冬は防寒対策をして行くことをお勧めします。

入口を入ると受付があり、参観料を納めます。いざ胎内へ!

順路

1階の仏像を拝観

エレベーターで最高階の12階へ

階段を使って下まで降りる
※受付の方の案内

実際その通りに回りました。時々下から階段で上がって「逆走」している人もいました。階段を降りるより登った方が運動にはなりそうですが・・・。館内の写真撮影は自由にできるという表示があり、ところどころ撮影させて頂きました。

1階 三十三観音と十二神将を拝観

大観音の中の構造として、真ん中の中心部にエレベーターがあり、その回りが回廊になっています。
その回廊に沿って、左手側に三十三観音、右手側に十二神将が拝観できます。

三十三観音
観音様は衆生の願いに応じて三十三の姿となって現れると言われています。その姿を感じて下さい。(パンフレットより)
十二神将
仏教を守護する神であり、干支十二支にちなむそれぞれの生まれ年の守護神でもあります。自分の生まれ年の神将に、それぞれの願いをかけて下さい。(パンフレットより)

1階を1周すると階段で2階に上がり、エレベーターで最上階へ

最高階(12階) 御心殿と回廊

最高階の12階でエレベータをおりてすぐの所に御心殿があります。
拝ませて頂きました。

御心殿は観音様の心臓部で中央の金色に輝く宝塔の中には、観音様が右の手にお持ちになっている如意宝珠(にょいほうじゅ)の珠と大日如来が秘仏として安置されております。
秘仏の如意宝珠とは祈る人々の意に随って、財宝福徳、知恵等を与えて下さり多くの人々の願いを聞き届ける宝の珠なのです。
又、如意宝珠を安置する台座は、知恵の水を現す青く美しいラピス石が台座として納められております。(大観密寺HPより)
宝塔の御宝前にて心静に合掌して、白衣観音御真言
『おん しべいてい しべいてい はんだら ばしに そわか・・・』と三度通念してお参り下さい。(大観密寺HPより)

御心殿を出ると回廊になっています。回廊の小窓から外の景色をながめることができます。窓は高い場所にあるので、子連れなら抱っこは必須です。

回廊を1周すると、下へ降りる階段があります。

3階~11階 108体仏

3階~11階の9フロアでは百八体仏を拝めるようになっています。

1フロアに12体あります。9フロア×12体=108体。

階段を下りながら拝観します。

「人間には108の煩悩がある。1体1体拝みながら1つ1つ煩悩を打ち払って頂きたい」と書かれています。フロアごとにその階の案内があります。

仏さまは1つ1つとても丁寧につくられていて、それぞれに説明が書かれています。サーっと流してみることもできますが、1つ1つ丁寧に見ていくと1日では足りないかもしれません。ところどころに休憩用のベンチがあり一息つくことができました。

エレベーターがとまる階もあります。ただ全ての階にとまる訳ではないので、ベビーカーや車いすの方は厳しいです。階段の案内に、今現在どの高さにいるのかの表示もありました。

2階まで降りくると、休憩スペースがあります。もう一度上から見たければこの2階からエレベーターに乗れます。2階にはの休憩スペースには「長い階段、お疲れさまでした」とねぎらいの言葉も。長寿の双子、きんさん、ぎんさんの手形もありました。

以上が胎内の様子でした。

御朱印

入口にある受付で紙に書かれた御朱印を頂きました。

自分で御朱印帳に張り付けるスタイルです。じかに御朱印帳に書いて頂きたい場合は、寺の方へ行って下さいと言われました。

300円です。

行ってみた感想

実際に初めて行くまでは、仙台大観音は仙台の中心部から見えるちょっと目立った建造物という印象でした。

ずーっと宮城に住んでいる地元の人に仙台大観音のことを聞いてみたところ、反応は「あまり大したことないしおもしろくないよ~」とか「昔1度行ったかな~」っていうものが多かったです。

仏像に興味がない、見慣れた、というので珍しさを感じなくなっている様子でした。

ただ、実際に行ってみると、大観音の巨大さを感じたり、たくさんの仏像が並んでいたりと、見どころは十分あるように感じました。仏像には解説が一つ一つ丁寧に書かれていますので、興味のある人でしたら、1日ではきっと足りないです。

地元の人がおすすめする観光スポットとしてはあまり紹介されませんが、宮城県外出身で宮城県在住の僕としては、観光スポットとしての珍しさは高いと思いました。

1度は行ったらいい、おすすめの観光スポットだと思います。「大きい」「でかい」というのはそれだけでインパクトがあります。観光にはそういったインパクトがほしいです。

行き方・地図

地図

公共交通機関での行き方
仙台駅から向かう場合、バスに乗るのがベスト

市営バス
815系統・西中山行
825系統・西中山行
X910系統・市営バス実沢営業所前行
「仙台大観音前」で降りるとすぐです。

仙台空港から向かう場合
仙台空港アクセス線で「仙台空港駅」→「仙台駅」
バスに乗り換えて「仙台駅」→「仙台大観音前」

最寄りの鉄道の駅はJRの仙山線(せんざんせん)の国見駅(くにみえき)です。
ただ、国見駅からも車で10分程かかります。待っているタクシーもあまりないような駅です。電車で向かうよりバスで向かう方がいいです。

車での行き方

東北道「泉IC」「仙台宮城IC」が近い

最寄りの高速道路は東北自動車道です。
北(青森・盛岡)方面から来た場合「泉IC」
南(東京・福島・山形道)方面からなら「仙台宮城IC」
が近いです。

高速を降りてからは住宅街を走ります。
大観音は目立つので、目指していけば近づけます。

仙台空港からの車での行き方

仙台市中心部を避けた一般道なら検索結果は45分位。
名取市の山手、仙台市の山手の道から行くと仙台市内の込み入った道を避けてスムーズに行けます。
(県道39号線→県道31号線→県道37号線)
この道は交通量は少なく向かうのには良い道ですが、慣れていないと道中はややこしいです。

通常の検索だと仙台中心部を通るルートが出ると思います。これだと交差点が多く、かなり時間がかかります。

空港から高速道路で行くなら
仙台東部道路の仙台空港IC

仙台若林JCTから仙台南部道路

仙台南ICから東北道

仙台宮城IC

一般道
検索結果は41分位です。

山手の一般道から行った場合、高速道路+10分程度で行けるので、かかる時間は時間は大きくは変わらないです。でも観光で空港から向かうなら迷いにくい高速道路がおすすめです。

カーナビの入力

大観密寺の電話番号
022-278-3331

以上、仙台大観音の紹介でした。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。